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名将 宮崎繁三郎

日本陸軍の中将だった宮崎繁三郎を知っているビジネスパーソン、どのくらいいるでしょうか。

先日、社内の管理職向けリーダーシップ研修で、宮崎繁三郎を紹介しました。

宮崎繁三郎は、Wikipediaの人物評価部分に、

「上記のような数多くの戦歴から、今日においても宮崎繁三郎に対する評価は非常に高く、太平洋戦争における日本陸軍の名将とされている。」

と書かれています。
ただ、一般には非常にマイナーです。知っている人はほとんどいません。

ではいったい、どのような戦歴があったのか。
人物評価は、後世の人間が行います。上司や友人、部下の話は参考にされますが、評価者ではありません。

自分が仮に、死後、Wikipediaに書かれるとしたら、どのような評価をされたいでしょうか。
死生観とともに、重要なテーマだと考えます。


宮崎繁三郎の話に戻ります。以下、Wikipediaより。

「陸士、陸大での成績は至って普通であったが、前線において大いに能力を発揮する指揮官であったと言える。全ての戦歴において、宮崎に与えられた権限や兵力は決して大きいとは言えず、同じ戦場で同格だった他の指揮官に比べ、特別有利だったり優遇されたことは一度もなかった。」

とのこと。
つまり、学校ではそれほど目立たなかったが、現場で大きく能力を発揮した、ということでしょう。

宮崎繁三郎の評価を決定づけるのは、インパール作戦での戦闘、行動全般です。

インパール作戦は、無謀な作戦の代名詞に使われるほど、ひどい作戦でした。

「1944年のインパール作戦は、第15軍司令官牟田口廉也中将による補給を無視した無謀な作戦で、多くの犠牲者を出した。宮崎は陸軍少将で、第31師団・歩兵団長として参戦した。彼は険峻な山岳地帯を自ら大きな荷を背負い、先頭に立って部下を率い、要衝コヒマの占領を指揮した。援軍や補給が絶たれて孤立し、同地撤退を余儀なくされた際には自らしんがり(最後尾)を務め、巧みな戦術により見事な撤退を果たした。この撤退時の行動が、後に彼が単なる名将に止まらず、人格者としてまた理性的軍人として賞賛される要因になった。」

評価されているのは、行動です。

「彼は、負傷兵を戦場に残さないという信念の下、自らも負傷兵の担架を担ぎ、食料が欲しいと言われれば自らの食料を与えて兵たちを直接励ましたという。また他隊の戦死者や負傷兵を見つけると、遺体は埋葬し負傷兵を収容させ、日本軍の白骨死体で埋め尽くされた地獄の白骨街道を撤退し続けたのである。そこには宮崎の、軍人としての理性のみならず、人としての倫理観をも滲ませた。」

ここでも、倫理観を行動に表す人物であることが書かれています。一貫性ですね。

「インパール作戦後に第54師団長となった宮崎は、1945年4月にイラワジ河下流付近で防衛戦を展開した。しかし突如上級部隊であるビルマ方面軍の司令官木村兵太郎大将が司令部を放棄し逃亡したため、指揮系統を失った宮崎師団は敵中に完全に孤立する事態になった。殲滅される寸前で重装備を放棄してペグー山系の竹林に逃げ込んだものの、第54師団は補給や連絡が途絶えて今度は全軍餓死の危機に瀕してしまった。そこで7月下旬やむにやまれず分散して敵中突破を試みたものの将兵の多くが死亡、目的地のシッタン河までたどり着いたのは半数以下であった。宮崎はそこでも粘り強く防衛戦を展開して、ジュウエジンで終戦を迎えた。」

長いんですが、このペグー山系から分散して敵中突破したときの宮崎の無念が、後ほどでてきます。

「これだけの戦功を残しながらも、自らそれを吹聴するような売名行為をせず、また名声を利用した政治的・経済的な活動を慎み、戦後は小田急線下北沢駅近くの商店街に陶器小売店岐阜屋を開き、その店主として清廉な生涯を終えた。今際の際、病床を訪れたかつての部下に

「敵中突破で分離した部隊を間違いなく掌握したか?」

と何度もうわ言を言ったという。宮崎はペグー山系からの敵中脱出時に多くの部下を失ったことを気にかけていたのだった。」


リーダーシップへのヒントとしては、一貫性・無私・愛情・責任感、に加えて職務遂行能力、でしょうか。

宮崎繁三郎は、私の尊敬する、目指したいと思う人物のひとりです。

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Author:経世済民
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プロ経営者、目指してます!
経営コンサルタントを経て、電子部品メーカーの企画部門に勤務中。コンサルの前は、駐在員としてヨーロッパに7年駐在。
ヨーロッパでの仕事を通じて得た人生観から、世のため人のために生きようと誓いました。写真は、自分を鳥瞰したくて毎日見ている、宇宙から見た地球です。いまMid-30'sですが、2人の息子はすでに小学生という、ややフライング?なスタートを切ってます。

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