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個性派トップ歩み寄れず 高島屋と阪急阪神が破談

海外企業間におけるM&Aの破断は、価格面での折り合いがつかないことにより起きることが多い。

が、日本では風土であるとかトップ同士の相性であるとか、とにかく属人的。

キリンとサントリーの統合に続いて、今度は大手百貨店のM&Aにおいて、中止となりました。

これは善悪の問題ではないのですが、そもそも、なぜM&Aを実行しようと決断したのか。

それは需要減への対策と、重複コストの削減だったはず。

その点が結局、人間関係という不明瞭なものに左右されてしまうのだな、と理解し、このままでいいのかなーなどと思った次第。


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個性派トップ歩み寄れず 高島屋と阪急阪神が破談
三越と伊勢丹、大丸と松坂屋に続くメガ百貨店誕生と、注目を集めていた高島屋と阪急阪神百貨店を傘下に置くエイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)の統合が25日、破談となった。両社のトップは業界でも個性派として知られる。統合の実現は、企業規模や体質、経営地盤など違いを埋めるには、実力トップの腕力にかかっていた。だが規模さえ大きくなれば生き残れるという保証もなくなった時代を迎え、「お互い勉強になった」という形で幕を閉じた。

 「やはり無理だったか」。高島屋の幹部の1人は今回の破談の一報を聞いても驚いた様子はなかった。それは伏線があったからと言う。

 2月に開催した高島屋の経営フォーラム。例年、鈴木弘治社長が経営方針を語るが、1年以内に控えるH2Oとの統合について踏み込んで言及することはなかった。実際に年明け以降、H2Oとの交渉は進展せず、社内には「統合は困難」との空気が強まっていた。

 高島屋の鈴木社長とH2Oの椙岡(すぎおか)俊一会長。取締役時代からすでに次期社長の呼び声も高く、社内では絶大な指導力を発揮する2人は業界でも有名な実力トップだ。

 鈴木社長は組合委員長を10年以上務めた異色の存在で、上司や外部であってもはっきりもの申すタイプだ。一方の椙岡会長。98年の経営政策室長時代、自ら緻密(ちみつ)な経営の将来ビジョンを作り上げた。百貨店が一事業にすぎない「百貨店も手掛ける企業への転身」といった大胆な文言を盛り込むなど、理論家としてもならしていた。

 08年秋の統合交渉当初から関西中心のH2Oに対して、全国にバランスよく店舗を配置する高島屋では経営風土が違いすぎて、統合は難しいとの見方が強かった。それでも、経営企画を長く担当していた2人だけに戦略を重視した腕力が困難を打開するとの期待も強かった。

 厳しい百貨店業界をどう生き残るか。大きな方向では一致していた2人だが、具体的な作業になると主導権争いが統合を阻んだ。事業規模では高島屋が上回るが、例えば百貨店の営業指針となる商品政策においてH2Oは「西の伊勢丹」と言われ、主力部門のファッションでは自信を見せる。

 このため方向性などがまとまらず、関係者は「想像以上に厳しい交渉だった」と話す。実務ベースで難航した事案はトップによる手打ちになるわけだが、足元の溝は大きく、総論だけでは歩み寄ることはかなわなかった。

 大丸と松坂屋の統合の場合、業績面で優位に立っていた大丸の奥田務会長(当時)が主導し、伊勢丹と三越では伊勢丹の故・武藤信一社長(当時)が旗を振った。三越と伊勢丹の統合では、三越の石塚邦雄社長が経営風土の違いから統合を断念しようとした。しかし伊勢丹の武藤社長が「違いがあるから組織は発展する」と石塚社長を強く口説き、統合に導いた経緯がある。

 M&A(合併・買収)を実現し、成功させるには、トップの信頼関係は最も重要なのは当たり前。だが最近、統合が破談したキリンホールディングスとサントリーホールディングスもトップ同士は強い信頼関係で結ばれていた。複雑化する経済事情の中で、規模を優先したM&Aの成功条件もより難しくなっているといえそうだ。(日経新聞 10年3月25日)

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コメント

No title

規模や業界内では高島屋のほうが上となっていますが、阪急としてのグループ全体を考えると、高島屋に主導権がないのは目に見えていますよね。それに過去の歴史を振り返っても阪急のほうが何十倍もの主導権を握ることに対して上手。統合交渉にあたり、高島屋は危機感を募らせたのでしょう。阪急としては残念な結果でしょうが、これは最初から無理です。

なるほど

>>ひろさん

日本のM&Aはいろんな要素がからみあって、難しいモノですね。

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プロ経営者、目指してます!
経営コンサルタントを経て、電子部品メーカーの企画部門に勤務中。コンサルの前は、駐在員としてヨーロッパに7年駐在。
ヨーロッパでの仕事を通じて得た人生観から、世のため人のために生きようと誓いました。写真は、自分を鳥瞰したくて毎日見ている、宇宙から見た地球です。いまMid-30'sですが、2人の息子はすでに小学生という、ややフライング?なスタートを切ってます。

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